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リュープリン
思春期の早い進行を抑える薬です。骨の成熟をゆっくりにすることで、身長が伸びる期間を延ばす効果があります。

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プリモボラン
成長ホルモンの作用を助けるホルモン製剤です。骨や筋肉の発育をサポートし、成長速度を安定させます。

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クロニジン
脳や神経に作用して、体内の成長ホルモン分泌を間接的に刺激する薬です。補助的に使うことで、治療効果をより安定させます。

Mechanism
身長が伸びる仕組み

お子さまの身長は、「骨端線」と呼ばれる骨の両端に存在する軟骨組織の働きによって伸びていきます。この軟骨が細胞分裂を繰り返し、骨に変わっていくことで身長が伸びていきます。
この骨端線の働きを促進する重要なホルモンが「成長ホルモン(GH:Growth Hormone)」です。成長ホルモンは脳の下垂体から分泌され、肝臓や骨、筋肉に作用して「IGF-1(インスリン様成長因子1)」という物質を増やし、骨の成長を助けます。つまり、成長ホルモン → IGF-1 → 骨端線の細胞増殖という流れが、身長を伸ばす基本的なメカニズムです。
また、このメカニズムを正常に働かせるには、栄養のバランスも欠かせません。特にたんぱく質、カルシウム、ビタミンD、亜鉛などは骨の成長に密接に関与しています。
Growth hormone
成長ホルモン療法とは?
成長ホルモン療法は、体内のホルモン分泌や働きが不十分な場合に、外部から成長ホルモンを補充し、骨端線の活性を促進する医療手段です。かつては主に保険適用の限られた疾患に対して行われていましたが、現在では特発性低身長(ISS)や家族性低身長など、明確な病因のないケースにも自由診療として選択肢が広がりつつあります。
国際共同研究(The Journal of Clinical Endocrinology & Metabolism)では、特発性低身長の小児に高用量投与を行った結果、未治療群に比べ男子で平均+9.5cm、女子で+8.6cmの最終身長増加が確認されました。副作用は軽微で、安全性も概ね良好と報告されています。
当院では、このように科学的根拠・安全性が証明された治療法を採用しています

Sotos JF, Tokar N. Growth hormone significantly increases the adult height of children with idiopathic short stature: comparison of subgroups and benefit. Int J Pediatr Endocrinol. 2014;2014(1):15. doi:10.1186/1687-9856-2014-15.
TREATMENT
治療内容
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TREATMENT 01
成長ホルモン注射
成長ホルモン療法は、通常、毎日または週1回の自己注射によって行います。
使用する注射器はペン型やオートインジェクター型が主流で、針は非常に細く、皮下に浅く注射するため痛みは最小限です。多くの方が数回で慣れ、日常生活に大きな負担なく継続できます。
当院では、初回時に専門スタッフが実演を交えた丁寧な指導を行い、患者さまやご家族が安心して自宅で行えるようサポートします。また、注射のタイミングや部位のローテーション、保管方法なども分かりやすくご案内し、必要に応じてフォローアップも実施しています。
治療を長期的に安全かつ効果的に続けるため、「痛みの少なさ」「操作の簡便さ」「継続しやすい環境」を重視しています。 -

TREATMENT 02
サプリメントによる栄養素の補充
当院では、成長ホルモン療法に加え、骨や筋肉の発達に欠かせない栄養素をサプリメントで補う「栄養補充療法」を必要に応じて併用しています。ホルモンを投与するだけでなく、体がしっかりと成長反応を起こせるように、内側からのサポートも重視しています。
カルシウム・マグネシウム・亜鉛・ビタミンDなど、骨端線や骨の形成に必要な成分をバランスよく配合。これらの栄養素が成長ホルモンの働きを助けることで、骨端線の細胞増殖を効率的に促進します。その結果、身長の伸び率の低下を防ぎ、効果を長く維持することにつながります。
成長ホルモンと栄養素の相乗効果により、成長期という限られた時間を最大限に活かせるようサポートいたします。
身長治療で併用する薬剤
身長治療の効果を最大限に引き出すために、必要に応じて以下の薬剤を使用します。お子さまの成長状態や思春期の進行に合わせて、最適な組み合わせを選択します。


思春期以降でも
可能性はあります!
身長の伸びは年齢ではなく「骨端線が閉じているかどうか」で決まります。たとえ15歳を超えていても、骨端線が残っていれば成長の余地は十分にあります。
当院では15〜18歳未満の段階でも、骨年齢の評価を行い、治療の可能性を的確に見極めています。成長に不安を感じている場合、まずは状態を把握することが第一歩です。
【治療対象年齢】5〜18歳未満
(骨端線閉鎖まで)
安全性について
成長ホルモンの治療では、通常の使用において大きな副作用はほとんど報告されていません。
ただし、必要以上に投与すると筋肉痛や発疹、頭痛、吐き気のほか、手根管症候群やむくみ、血圧上昇、心臓の左室肥大、さらには血糖コントロールの乱れなどが起こる可能性があります。
安全に治療を進めるためには、必ず医師の管理のもとで処方量を守ることが大切です。
Assessment
まずは、正確な評価から
成長ホルモン療法の適否を見極めるためには、現在のお子さまの成長段階を医学的に正確に把握することが何よりも重要です。当院では、最新の画像解析技術とAIを組み合わせた評価システムを導入し、従来よりも安全かつ高精度な診断を可能にしています。

低被ばくX線装置による骨年齢評価
お子さまの手のX線画像で「骨端線」の状態を確認し、骨年齢を測定します。使用するのは医療被ばくを最小限に抑えた独自開発の低被ばくX線撮影機器で、放射線量は必要最小限。撮影は左手のみのため、身体への影響もごくわずかです。さらに当院では、このレントゲン検査を無料でご提供しており、費用を気にせず安心して受けられます。安全を第一に配慮した検査体制を整えています。

AIによる骨年齢解析システム
取得したX線画像は、AIによる高度な画像解析技術により数値化され、骨年齢と今後の成長予測を導き出します。このシステムは、医師の目視による主観的な評価に比べ、精度・再現性ともに非常に高く、診断の客観性を大きく向上させるものです。医師の診断にAIのデータを掛け合わせることで、より的確な成長評価・治療計画が可能となります。
FLOW
治療までの流れ
Price
料金
体重別 月額料金の目安
| 体重 | 定価購入時 | まとめ買い割引時 |
|---|---|---|
| 10〜15kg | 57,070円〜 171,211円 |
54,217円〜 148,383円 |
| 16〜25kg | 91,313円〜 285,352円 |
82,181円〜 247,305円 |
| 26〜35kg | 148,383円〜 399,492円 |
128,598円〜 346,227円 |
| 36〜45kg | 205,453円〜 456,563円 |
178,059円〜 395,688円 |
| 46〜55kg | 262,523円〜 456,563円 |
227,520円〜 395,688円 |
※お子様の体重とホルモン製剤の用量により、金額が変動します。
※保険適応外の自由診療です。
※価格は税込です。
その他の治療費用
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針代 + アルコール綿代
月額 1000円(税込)
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注入デバイス代
(初回のみ)3,000円(税込)
身長治療補助薬の料金
| 治療薬の種類 | 料金の目安 | 備考・使用目的 |
|---|---|---|
| 思春期 コントロール薬 (点鼻タイプ) |
月額40,000円 | 骨成熟の進行を緩やかにし、成長期間をサポートする点鼻薬です。 |
| 思春期 コントロール薬 (注射タイプ) |
月額60,000円 | 骨成熟の進行を緩やかにし、成長期間をサポートする注射薬です。 (月1回来院投与) |
| 成長サポート 内服薬 (男児専用) |
月額14,000円 〜 50,000円 |
成長速度をサポートする内服薬です。男児に使用します。 (投与量は医師の判断によります) |
| 成長ホルモン 分泌 サポート 内服薬 |
月額10,000円 | ご自身の成長ホルモン分泌を補助的にサポートする内服薬です。 (投与量は医師の判断によります) |
※保険適応外の自由診療です。
※価格は税込です。
正しい評価が
未来を変える
「病気ではない」と言われたけれど、まだ不安が残る──。そんなとき、成長のチャンスを逃さないためにも、ぜひ一度、正確な成長評価を受けてみてください。
お子さま一人ひとりに合わせて、必要なサポートや選択肢をご案内し、成長を促すための治療やケアまでしっかりとご提案いたします。
未承認医療の使用について
本施術は、日本国内では未承認の医薬品または医療機器を用いて行います。使用する薬剤や機器は当院の医師の判断のもと、個人輸入手続きを経て安全に使用しています。
成長ホルモン分泌不全症に対しては国内承認医薬品に該当します。
特発性低身長についてはFDA(米国食品医薬品局)で承認されている方法と同じ手法で実施しています。




